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2019.07.02

レーザー治療と高周波治療について

下肢静脈瘤の治療にはレーザー治療と高周波治療がありますが、どちらも大差はないと言われています。
初期の頃(5年以上前)のレーザー治療は痛みや腫れがありましたが、現在のレーザーは第2世代(周波数1470)であり、改善されたため、痛み、腫れはなくなりました。さらに最近はレーザー治療に用いるカテーテルも以前のものより細くなり、さらに改善されています。
レーザーと高周波で歴史が古いのはレーザーです。
したがって、レーザー治療の方が、治療後、長期のデータがあるということ、改良されているので最新はレーザー、ということになります。
術後のデータでは、再開通、疼痛、腫れ等の合併症に関しては今の時点では大差ないと言われていますが、レーザーの方がいい、高周波の方がいい、というそれぞれの論文もあり、どちらがいいとは言い切れないのが現状です。(単に論文を書いた者が使用している方をいいと言っているだけ、と思われます)
当院では、使い勝手が良いこと、しいては安全に治療ができることからレーザーを選択しています。
一部のクリニックでは、昔のレーザー治療と比較してか(いつの話をしているのか?というレベルですが)、高周波の方が優れていると言っているところもありますが、誤解されないよう注意してください。